「大宮の盆栽」を世界ブランドに!

今年度、中小企業海外展開支援事業費補助金(JAPANブランド育成支援事業)として、「大宮の盆栽」JAPANブランド化プロジェクトが採択されました。
JAPANブランド育成支援事業とは、中小企業庁が実施している事業で、

中小企業の新たな海外販路の開拓につなげるため、複数の中小企業が協働し、自らの持つ素材や技術等の強みを踏まえた戦略の策定支援を行うとともに、それに基づいて行う商品の開発や海外市場開拓の取組に対する支援を実施する。
支援対象は商工会、商工会議所、組合、NPO法人等。

というものです。今年度は戦略策定段階への支援ということで、大宮の盆栽を海外でのブランド価値を高めるための調査をすることとなりました。

大宮の盆栽って?という方はこちらの動画をどうぞ!


この機会に、さいたま市の重要な観光資源の一つである「大宮の盆栽」をもう一度、その歴史や成り立ちを掘り下げるとともに、現状の盆栽村の問題点、国内外での認知度の調査、更にはブランドとして確立させるために何が必要なのかと、盛り沢山なミッションになりそうです。

日本人が考えている以上に、海外のBONSAIに対する興味や情熱は大きく、その芸術性は高く評価されています。
「盆栽=日本、さいたま、大宮」を周知、ブランド確立を目標に取り組んで行きます。

今月からプロジェクトも本格的に始動、先日も盆栽村各園へヒアリングさせていただきました。
経済情勢や日本人の嗜好の変化、後継者問題、相続など、伝統を守るためにも様々な課題があります。最盛期には、30軒以上の盆栽園がありましたが、現在の盆栽村には5軒を残すのみ。

関東大震災後、大正14年から高い志を持って、当時原野に近い荒地を開墾し、広く碁盤の目状の道路を造りあげ、ある種の理想郷 ユートピアを創り上げた街は、現在でも非常にユニークな歴史を誇り、多くの文学者や財界人を魅了してきました。
2010年に開館した大宮盆栽美術館と共に、さいたま市特有の文化として、もっと多くの皆さんに知っていただくべきものだと感じます。

最近話題の「大宮盆栽だー!!」「つい、盆栽。」をきっかけに「大宮の盆栽」を知った方もいらっしゃるかと思います。
これを機会にぜひお出かけください!今までの盆栽のイメージが変わり、新鮮に感じていただけると嬉しく思います。

もちろん、見るだけではなく、実際に盆栽を始めてみたい!という方も大歓迎です!
藤樹園さんでは、教室も開かれています。盆栽教室のご案内

盆栽村の歴史は九霞園さんのサイトに詳しく掲載いただいております。必読!
こちらもおすすめ! AcoreおおみやNO.09 特集 座談会「さいたま市長と共に若手盆栽家たちが語る21世紀の盆栽」電子BOOKで読めます。
大宮盆栽村のご案内はこちら

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