さいたま市の背中(159)『東京盛っていうから東京の地酒だと思ったらさいたま市の地酒だった!』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

皆さん、お酒は好きですか?ぼくは強くはないけど好きです。晩酌は週3-4回くらいかな。一番好きななのはビールだけど、日本酒ブームが自分の中で定期的にやってきます。で、今がその日本酒ブームの真っただ中です。

日本酒の魅力は、米と水という日本の大地の恵みが詰め込まれていることでしょうか。基本的に日本のどの地方でも日本酒造りが行われ、それぞれの地域性やストーリーが反映されているウンチクさも魅力です。

とはいっても特段銘柄や種類に拘っているわけではなく、旅先で地酒を買ってみたり、近所のスーパーで1,000円前後のメジャーどころの日本酒を適当に買ってみたりと気軽に楽しんでいる感じです。

ある日のこと、ヤオコー浦和パルコ店に買い物に行った時のこと。日本酒が切れたから新しいのを買おうか、ということになりました。日本酒コーナーに向かうと、その一角に目立つ形で陳列されていた日本酒が眼に入りました。



まじか!東京の地酒じゃん!

前述の通り、日本酒の命は米と水。その二つとも決して名産地とは言えない東京の日本酒ってレアじゃんね!実際には酒蔵もいくつかあるけど、なかなか手に入れる機会は無いから、今回はこれを買って楽しもう!なお、お値段は1,000円程度。



その日の晩酌に楽しんで飲みました。さすが日本の首都でもあり、世界に誇る一大都市である東京の地酒。純米吟醸の特徴って知らないけど(笑)、癖もなくスイスイ飲める。香りは華やか。ラベルも粋だね。これがオリンピックのエンブレムでも良かったんじゃないの?と、酔った頭で適当なことを考えたり(購入したのはオリンピックの時期でした)。

3日くらいで飲み切ったのかな。また買いたいな。でも東京の地酒ってレアだからたまたま買えたのだろうな。どこで買えるかな。メーカーのサイトを覗いてみたら分かるかな。そう思って裏返してラベルを見てみると・・・。



え?さいたま?

さいたま市の地酒だったぁぁぁあぁぁァァァァ!

しかもぼくの過去記事でも取り上げたことのある小山本家酒造の日本酒でした!
(91)『一番安い日本酒を買ったらMADE IN さいたま市だった話、しかも旨い』

なんたる不意打ち。しかし嬉しい誤算。でも何でさいたま市で製造しているのに「東京盛」なのさ。

始まりは大正時代に遡り、遠縁の小山酒造(東京都北区岩淵)が、東京の更なる発展を願い名付けた銘柄です。移りゆく時代の中で変わらぬ味わいを醸し続け、1970年代までの長い間、庶民のお酒として親しまれ、愛されていました。
時代が令和へと移り変わる中、縁あって伝統ある銘柄を受け継ぎました。

『世界の人々を日本酒でおもてなしたい』
『東京を、日本を盛り上げたい』

歴史ある酒造りの技術と、新しさを追求していく革新との融合――
発売から約100年の時を経て、昔から今へと変わらぬ想いを繋ぎ、東京盛が蘇ります。

小山本家酒造のホームページにはそのように書いてありました。
現在は既に廃業してしまったけど、数年前まで東京都北区に小山酒造という酒蔵がありました。これは東京都区内に残る最後の酒蔵ということで有名であり、ぼくもその存在は知っていました。その小山酒造と、さいたま市の小山本家酒造は遠縁に当たるとのこと(それは知らなかったです)。そして東京の小山酒造が廃業した後に、さいたま市の小山本家酒造が小山酒造のかつての製品であった東京盛を引き継いで製造・販売した。ザックリまとめるとこんな感じですね。

なんか良い話やん!!!

あぁ~このストーリーだけで何杯も飲めるわ~。

つまり、元々は東京の地酒だったけれど、今は埼玉(さいたま)の地酒、ということで良いのかな。ちょっとそこの線引きは微妙ですけども。でも名前も歴史も引き継ぐって素敵な話ですわ。

後日、近所の違うスーパーに行ったら普通に置いてありました。比較的気軽に入手できるようです。これが可能なのは地元さいたま市だからなのか。旅が多いけれど、他の地方では埼玉の地酒はあまり見かけないから、埼玉周辺でしか買えない、のかも。もしくは通販か。



見ての通り、お手頃なお値段。プチ贅沢。買い溜めして飾っておきたいラベルデザイン。これは升をモチーフにした江戸文様とのこと。

そんなストーリー性抜群、デザイン性抜群、味も美味しい日本酒、さいたま市の地酒「東京盛」、みんなも飲んでみようぜ!

おしまい。



種類違いで純米大吟醸も有り。こちらはまだ未発見、未経験。

(参考リンク)
小山本家酒造 東京盛 製品サイト

【まつ直近記事3本】
(156)『まん延防止等重点措置下での一人飲み@かしら屋』
(157)『さいたま市報を端から端まで読む』
(158)『一度は食べたい名店の味、狼煙 豚骨魚介カレーまぜそば、のインスタント麺!』

さいたま市の背中(103)『さいたま市の酒蔵を一度に楽しめる限定セット!』

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限定の文字が眩しいぜ!

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

さいたま市も梅雨入りをしましたが、この週末は土日とも晴れでした。
個人的にはビール党だと何度も宣言をしていますが、日本酒も飲みたい時期になりました。
酒処といえば新潟や兵庫、京都などが挙げられるでしょうか。
少なくともさいたま市は酒処ではありませんね。
30年以上住んでいるぼくが言うのだから間違いない。

そんな梅雨の合間の週末。
ビールでも買おうかしらと近所のスーパーへ。
そしたら見つけてしまったのです!

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目立たない場所にありました

さいたま市の日本酒・酒蔵については以前記事にしました
その時には小山本家酒造(西区)の日本酒を取り上げて「さいたま市の日本酒最高!」とか書いたんだけど、
さいたま市には他にも酒蔵があるのに!と他の酒蔵の皆さんはそう思ったことでしょう。
大瀧酒造(見沼区)・鈴木酒造(岩槻区)・内木酒造(桜区)の皆さん、お待たせしましたぁ!
これでさいたま市の酒蔵すべてです!

と、ここまで書いて過去の記事を調べたら、
ナント観光協会がシッカリ商品紹介をしていたという事実。

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あらま

「サイタマくらし」というネーミングの由来も
埼玉大学の美術教育専攻の女子たちがデザインでコラボしているということも
付属のキャップを利用してオシャレなビンをリユースできることも
ぜーんぶここに書かれてます!!!
これじゃ記事の内容が丸かぶりやで。

しかーし!
味に付いては書いてないじゃないの。
ぼくは買いました!自腹で2,000円也!
198円のビールを棚に戻してまで買いました!
それをレポートしてこそ真の観光サポーターだ!
さいたま市の地酒を飲むぞ!

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まずはシャレオツなキャップを見て頂こう

パッケージの背後にお猪口が2つ見えるのは妻もテイスティングを買って出たから。

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1本目!
大瀧酒造(見沼区)の九重桜(ここのえざくら)。

さっぱり味で癖がない!飲みやすい!

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2本目!
鈴木酒造(岩槻区)の万両(まんりょう)

風味豊か!九重桜とは違いは明らか!

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3本目!
小山本家酒造(西区)の世界鷹(せかいたか)

突き抜ける風味!THE日本酒って感じ!

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4本目!
内木酒造(桜区)の旭正宗(あさひまさむね)

甘みを感じる旨さ!女子向きかも!?

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さいたま市も憎い企画を考えたもんだ

はい、いかがでしたでしょうか。
元々そんなに酒には強くないので、4杯飲んで完全に酔っぱらいました。

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酔っぱらいながら書いたテイスティングノート

観光協会のブログによると発売されたのは昨年の11月。
でも今回買った商品のラベルには28年6月製造と書かれていました。
好評により継続して生産されているということでしょう。

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並べてみたくなるラベル(その後捨てたけど)

この地酒の飲み比べセット、市内のスーパー各所で売られている模様。
日本酒が美味しくなるこの時期、さいたま市の地酒を楽しんでみてはいかがでしょうか!

結論:さいたま市はしっかりとした酒処です!!!

おしまい。

(参考リンク)
大瀧酒造(見沼区)
鈴木酒造(岩槻区)
小山本家酒造(西区)
内木酒造(桜区)

【まつ直近記事3本】
(100)『さいたま市夫婦誕生!』
(101)『花見だけじゃない!大宮公園!』
(101)『幻の大宮ナポリタンのランチパックを食べてみた!』

さいたま市の背中(91)『一番安い日本酒を買ったらMADE IN さいたま市だった話、しかも旨い』

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日本酒初心者です。

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

基本的に酒は何でも飲みますが、一番好きなのはビールです。
寒い北海道で飲むサッポロ、暑い沖縄で飲むオリオン、というように
ビールはどの場所、どの季節でも飲めるパーフェクトなお酒だと思います。

真夏のビールの他に、ぼくがこの時期に飲みたくなるのは日本酒。
不思議と酒の好みは歳と共に変わるもので、よく飲んでいた時期もあれば逆に避けていた時期もありました。
そして梅雨明け直前だった先日、ぼくはふとこう思ったのです。

日本酒飲みたい!(それも一升瓶で)

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さいたま市に本社があるローカルスーパー

マミーマートは埼玉県を中心に千葉県、東京都、栃木県に展開しているスーパー。
近所には他にも有名スーパーはありますが、「地元応援」ってことでよく行きます。

ぼくがマミーマートを評価しているのは、品揃えが豊富であること。
特にお酒の品揃えは、多分地域No1ではないかと思います(自分調べ、酒屋除く)。
マミーマート

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ウィスキーだけでもこれだけある

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リキュールもそこらのバー顔負けの品揃え

今回の目的は日本酒一升瓶であります。
考えてみたら我が歴史で日本酒一升瓶を買うのは初めてかも知れない。
そんなぼくでも日本酒一升瓶の値段がどれくらいかは知識としてはありました。

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まぁこんなもんかな(2,000円前後)

予算は2,000円くらい。
せっかくだから普段居酒屋に置いてあるようなものは飲みたくない(例、H鶴とかH海山とかK保田とか)。
とかいっても日本酒の種類に詳しくはない自分、純米酒、本醸造酒とか書いてあったもサッパリ分からん。
うーん、どうしたもんかね、と腕を組み考え込む。

そしてうつむいたぼくの視界に飛び込んで来た衝撃的な日本酒があったのです。

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周りと比べても際立って安価な日本酒。
おいおい頭の”1″の付け忘れじゃないかい?

キャプチャ
近付いて見ても950円

上述の通り、ビール好きのぼくは普段は発泡酒とか第三のビールとかは絶対に買いません。
大酒飲みではないので量より質にこだわりたいというのと、単純に美味しくないから。
ケチなぼくでも、コンビニで一番高い缶ビールを買っています。

そのセオリーを日本酒にも適用すると、この950円日本酒はキケンである。
避けるべきである。

今だったらその場でスマホで世の中の評価を知ることができます。
でもその時はたまたまスマホを家に忘れて来てしまったのよ。

だからね、買ってしまったのよ。

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だからこうしてブログを書いている

この日の夕食は寿司でした。
寿司っていっても自分で米炊いて酢飯作って、刺し身を切って乗っけた自作寿司です。
寿司には日本酒でしょーというのがあって購入を急いたという背景もありました。

帰宅して真っ先にネットの評価を調べたビビリのワタクシ。

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楽天市場より

書き込み数は11件、その評価4.64。
、、、高い、高すぎないかい?
ほとんど満点ではないか。

ただ少しだけ安心したのも事実。
ぼく以外に同じ酒を飲んでいる仲間がいた一体感。
安いから料理酒や日本酒風呂にしている人がいるという書き込みもありましたけど。

さて、味わいます
この暑い時期なんで冷にして飲みました。
まず味、旨味とかコクとかはあまり無いがサッパリした味。
日本酒って良いねぇ~♨とリラックスして飲める感じ。
温泉に浸かりながら飲みたくなります。
普段日本酒は絶対に飲まない恋人も、美味しい(๑╹ڡ╹๑)と何度もおちょこを空にしました。

結果、大満足。
へぇー、これだけの日本酒がなぜこの価格で?
初めてラベルをマジマジと眺めました。

そこで眼にした衝撃の事実が!?

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MADE IN さいたま市!

日本酒といえば京都とか新潟とか秋田とか、いわゆる「水」が旨い土地のものって考えていました。
いや、さいたま市の水が悪いっていうわけではなく。

この小山本家酒造、ホームページもあるので製品情報などが仕入れられます。
(↓クリックでジャンプ)

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職業柄、こういうのを見ると沿革、従業員数、売上、採用情報とか見てしまうのですが、
会社としてしっかりとした歴史とビジョンがあるのを感じました。
グループ会社を含めれば日本全国に工場、営業所があるようです。
wikipediaにも情報がありました。

安いからという理由で買った日本酒が地元の酒でした。
しかもそれが旨かった。
地酒と言ってしまうのはチョット照れる?けど。

長年さいたま市に住んでても知らないことがあった事実。
この暑い夏のしばらくの間、「さいたま市の地酒」に酔いたいと思います。
工場見学とかやってたら行きたいな。

みんなもさいたま市の地酒を飲んでみようぜ!

【まつ直近記事3本】
(88)『海を越えたさいたま銘菓』
(89)『北の大地でさいたま銘菓』
(90)『ギタリスト福田進一氏、さいたま市に来たる』