さいたまクリテリウム by ツールドフランス開催に合わせ「フランスの食文化を感じる学校給食」が行われました。

さいたま市では、市内で活躍するシェフに地場産物を活用した学校給食メニューを提案・調理してもらうことにより、児童の『食』への関心を高める「地元シェフによる学校給食」を、市内のすべての小・中・特別支援学校で実施しています。

10月10日(木)にさいたま市立土屋中学校で行われた「学校給食」は、さいたまクリテリウム by ツールドフランスが今月26日(土)に開催されることもあり、「フランスの食文化を感じる学校給食」と題して実施されました。

担当シェフはフランス料理 アルピーノの総料理長である鎌田守男シェフ。
【鎌田シェフのプロフィールはこちら(公式ホームページ「アルピーノ村のシェフ達」)】

そして、出てきた給食がこちらです↓

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右から時計回りに、
■ソフトフランスパン
■ポタージュガルビュール
■豚肩ロース肉のコルドンブルー
■ブロッコリー
■牛乳
■かぼちゃのプリン
です。


  • ガルビュールとは野菜スープのことです。このポタージュには6種類の野菜が入っています。黄色はかぼちゃの色なのかと思いきや、にんじんの色だそうです。
  • コルドンブルーとは、お肉にハムとチーズをはさんで焼いたものです。ナイフがなかったので、ボリュームのあるお肉を切るのが大変でした。
  • カラメルソースの絶妙なほろ苦さが、プリンの甘さをいっそう引き立てているかぼちゃのプリン。最後に生徒の代表からシェフへお礼の言葉があったのですが、「食べて幸せな気分になった」と言わしめた逸品です。

さてこの給食、ブロッコリー1つとっても「1度茹で、風味を損なわないように冷水につけていったん冷やし、食べる時間に合わせて、塩とほんの少しのバターを使って、再度茹でられた」もので、鎌田シェフが生徒の皆さんに美味しく食べてもらうために、1品1品、心を込めて作ったものなのです。

鎌田シェフ自身、中学生の頃はタマネギやピーマンが嫌いだったそうですが、カレーやチンジャオロースーなど、美味しい料理に出会うことによって、それらの食べ物が好きになっていったという経験があり、生徒の皆さんにも、同じ経験をしてもらいたいという思いもあったのかもしれません。

お声をかけさせていただいた生徒さんはみんな「美味しい」と言っていました。

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美味しいと自然に笑顔になりますね。

給食の後には、鎌田シェフによる講演会も行われ、フレンチのシェフになろうとした理由や美味しい料理を作るコツなどの質問を生徒から受けつつ、「気張っていてはダメ。力を抜いた状態で集中することが大事」「チャンスは日頃から準備していないとつかめない」などといった、お話をされていました。

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青春まっただ中の中学生。これから部活動を頑張ったり、将来を考える上で、とてもいいお話が聞けたのではないでしょうか。

さて、今日の給食で、生徒の皆さんは外国、それもフランスに少しでも興味を持ってくれたでしょうか。

夏季オリンピック、サッカーワールドカップに次ぐ、世界で3番目に大きなスポーツイベントと言われるツール・ド・フランス
そのツール・ド・フランスの本大会と同じ価値観、同じスピリットで開催される「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」の開催まで後15日です!!

さいたまクリテリウム by ツールドフランスの公式ホームページはこちら