Let's walk 夏の日進駅周辺コース

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今回のさいたま歩きは、夏後半の日進駅周辺をめぐります。
大宮駅からバスで自衛隊入口で下車後、北へ歩みを進めましょう。途中、さいたま推奨土産品を購入できる洋菓子店や和菓子店、「大宮日進七夕まつり」の会場である日進七夕通りを抜けます。三貫清水で自然を肌で感じたあとは、うねうね公園を抜けて、盆栽園「松雪園」へ。最後はおふろcafé utataneまで歩いて旅の疲れを癒すのも良さそうです♪

陸上自衛隊大宮駐屯地〜織姫と彦星の時計塔

大宮駅からバスで10分ほど揺られ、自衛隊入口で下車。陸上自衛隊大宮駐屯地をスタートして、北を目指します。
七夕通りとその周辺は、例年8月に「大宮日進七夕まつり」の会場となり、色鮮やかな七夕飾りで彩られる場所。通り沿いの「さいたま推奨土産品」を販売している洋菓子店や和菓子店に立ち寄ってみました。
日進駅南口には七夕をモチーフとしたモニュメントがあります。

  • スイーツ好きにおすすめ
  • ファミリーにおすすめ
  • 学び・発見
陸上自衛隊大宮駐屯地

元々は日本陸軍の機関施設で、終戦後にアメリカ陸軍が進駐したのち、1957年(昭和32年)に大宮駐屯地として開設。化学学校のほか、埼玉県内全域の防衛警備・災害対処を担当する普通科部隊や陸上自衛隊最大の化学科部隊を擁しています。敷地内に普段立ち入ることはできませんが、創立記念行事などの際は一般開放も行われ、自衛隊車両の体験試乗ができるなど、活動を身近に感じることができます。

パティスリーM

七夕通り沿いに2021年移転オープンした、オレンジの水玉模様の看板が目印のケーキ屋さん。国産小麦粉やさいたま産などのフルーツを使用した、店主こだわりの洋菓子が購入できます。メープルカステラ「埼玉日和」はさいたま推奨土産品。食べ応えのあるショートケーキは人気商品で、どっしりとしたスポンジ生地が特徴。季節ごとにショーケースに並ぶケーキの種類も少しずつ変化し、立ち寄るたびに新しいスイーツに巡り会えるのも魅力!

豆の木

日進七夕通りから細い路地に入ると見えてくる赤い看板。店主は57年の和菓子歴を持つ大ベテランで、(一社)日本菓子協会 東和会の名誉会長も務めています。38年前に開業以来、「豆の木」は日進エリアの和菓子店として親しまれています。「さいたま盆栽みどり山」は緑の生地で餡子が包まれ、ふっくらとした食感を味わえる自慢の一品。さいたま推奨土産品に指定されていて、贈答品としても人気です!

日進七夕通り

日進駅南口まで約800m続く日進のメインストリート。例年8月6日・7日の2日間開催される「大宮日進七夕まつり」当日には通り沿いが色とりどりの七夕飾りで彩られ、来場者の目を楽しませます。1972年(昭和47年)に街の活性化を図ろうと商店街が中心となって始まった「大宮日進七夕まつり」は2022年で50周年を迎え、伝統と歴史を次の世代に伝えています。通りを歩いていると、商店会の名前やお店の名前になど七夕に関するネーミングがあり、この地域で「七夕」が身近であることが感じられます。
なお、動画にはありませんが、日進駅改札前には七夕まつりがモチーフのステンドグラスもあるので、日進駅を利用される際はぜひチェックしてみてくださいね。

織姫と彦星の時計塔

1972年(昭和47年)から「大宮日進七夕まつり」が開催されてきたとおり、日進と七夕の縁は深く、かつてこの織姫と彦星のモニュメントは七夕通りの入口にありました。2016年の日進駅南口広場完成の際、通りの入口から駅前に移動されました。織姫と彦星の伝説は七夕の夜のみ会うことができるという悲しいものですが、ここ日進駅前ではいつも一緒にいる2人の姿を見ることができ、幸せを感じることができます。

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三貫清水〜おふろcafe utatane

日進駅の北に位置する三貫清水までやってきました。自然豊かな緑地でマイナスイオンをたくさん浴びた後は、南東方面へ進みます。途中、バイパスなど車の通りが多い道もあるので気をつけて。うねうね公園で一休みした後は、松雪園まで歩いて盆栽を鑑賞。隣接するお城のような建物(陶芸会館)が目印です。たくさん歩いた後はおふろcafé utataneで身も心もゆっくり「整う」のがオススメです。

  • マイナスイオンたっぷり
  • 文化にふれる
  • ファミリーにおすすめ
三貫清水さんがんしみず

鴨川沿いの水と緑に恵まれた緑地。NPO三貫清水の会によって管理されています。緑地中央には鎌倉街道が復元されていて、雑木林には多数の樹木や野草、野鳥や昆虫が住まう自然豊かなスポットです。名前は室町時代に武将・太田道灌が狩りに来た際、村人がここの湧き水でお茶を立て道灌に出したところ、大変美味しいと「三貫文」(当時のお金)をくれたことに由来します。ちなみに現在のお金だと20万円〜30万円ほどになるそうで、一杯のお茶にそれだけ支払える道灌の太っ腹ぶりにも驚きますが、その美味しさもどんなものだったか気になるところです。現在も湧き水は出ていますが飲み水ではないのでご注意ください。

うねうね公園

名前が可愛らしい「うねうね公園」は、起伏に富んだうねった地形からその名が付けられました。広さ約1ヘクタール。団地に隣接していて、遊具広場や砂場、滑り台のほか、夏は水遊びもできて子供達に人気の公園の一つです。

松雪園しょうせつえん

園主の黒須氏は大宮出身。大宮盆栽村の「藤樹園」で修行したのち、昭和50年代初頭に独立して松雪園を開きました。主催する盆栽教室では「空間有美」をテーマに、生命あるものを育てる喜びを「盆栽道」として伝え、その傍ら陶芸文化振興財団の理事長として、毎年展示会に盆器を出品しています。隣接する陶芸会館では陶芸教室や展示会などが行われ、幅広い年代の生徒で賑わいます。松雪園で盆栽を習っている方はここで自分の盆栽に合った鉢を手作りする機会もあるんだそう。
松雪園は大宮盆栽村からは少し距離があるので、直接向かいたい方はニューシャトルの加茂宮駅を利用するのがおすすめです。
松雪園は木曜定休/教室は土日開催。陶芸会館での陶芸教室は月曜定休/見学・体験は随時受け付けています。

おふろcafé utatane

おふろcafé utataneは温泉とカフェのいいとこどりをした首都圏近郊に展開する「おふろcafé」の1号店。北欧フィンランドの本格的なサウナや、料理を楽しめるカフェで旅行気分を満喫でき、おしゃれな空間で身も心も「整う」ことができるスポット。友人とワイワイ過ごすも良し、1人でまったり過ごすも良し!たくさん歩いた後は美味しいカフェごはんをいただきながら、ハンモックに揺られて本を読んだり、施設名の文字通り「うたた寝」するのも気持ちが良さそう。

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