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スタミナラーメン

スタミナラーメンとは

醤油味のスープに、ニラ、挽肉、豆板醤を入れた「ピリ辛」の餡かけラーメンです。
通称「スタミナ」と呼ばれるこのラーメンは、香辛料が効いた餡のため、夏はもちろん冬でも発汗しながら食べる人がいる一方、ラー油をかけてさらに辛くする強者もいる「さいたま男子」のソウルフード!
さいたま市では、合併前の旧市時代から『浦和の娘娘』や『大宮の漫々亭』各店において、安くて美味いラーメンとして、学生やサラリーマンに絶大な人気を誇ってきました。
ぜひ、このクセになる辛ウマの味をご賞味ください!!

スタミナラーメンが食べられる娘娘と漫々亭について

娘娘(娘々と書く店もあるが、ここでは娘娘に統一)と漫々亭は、知る人ぞ知る老舗の中華料理店です。現在さいたま市周辺には、両店合わせて9店舗あります。現在ではチェーン店ではなく各々独立したお店ですが、元々は「矢島商事」という飲食会社が経営していたもので、同社は現さいたま市域を中心に中華のほか、日本そば、寿司店なども手掛けていました。
同社が営業していた中華店は、旧大宮市に漫々亭、旧浦和市に娘娘、東京都(東十条)には小姑娘(しょうくうにゃん)などです。各店とも餃子、タンメン、焼きそばなどがメインのいわゆる普通の中華店でしたが、後にスタミナラーメンが売り出さられると、安くて美味いラーメンとして、学生やサラリーマンから絶大な支持を受け、特に「浦和の娘娘」は各種メディアにも取り上げられて、人気を博しました。また、同社は、餃子や麺などを自社工場で一括生産して各店舗に配送するなど、当時としては先駆的な経営を行っていたようです。
その後、オーナーの意向により、平成2年(1990年)に矢島商事は解散しましたが、従業員に暖簾分けを許していたため、漫々亭、娘娘、小姑娘などの屋号は、会社解散後の今も受け継がれています。

娘娘・漫々亭に初入店される方へ

基本的にはセルフサービスのお店だと思ってください
お冷(水)は、店内のどこかに冷水機がありますで、自分で汲みに行きましょう
当然ビール・ジュース等もセルフなので、一声かけて自分で冷蔵庫から出しましょう
卓上の汚れ(前の人の飛び散った汁など)が気になる方は、備え付けの布巾を使って自分で拭きましょう
食べ終わったら、食器はカウンターに上げましょう(この時、後の人のために布巾でキレイに拭いておくと、なお良いでしょう)
某店では、常連さん有志による「お客様心得」が貼り出されていますので、見つけたら留意しましょう
注文は入店時にまとめて注文すべし
店主のおすすめメニューはよろこんで受けるべし
会計は自分でも計算し、なるべく釣り銭なきよう努力すべし
etc

娘娘・漫々亭の系譜

イメージ

現在さいたま市周辺で現存する娘娘・漫々亭各店のみを掲載しています。
全店主に取材・確認して作成しましたが、店主の記憶が曖昧な場合もあり、記載の年数には若干ズレがあるかもしれません。
現在の娘娘・漫々亭各店舗は独立したお店のため、実際には◯◯店とは呼びません。便宜上区別するため最寄り駅や地名をもとに◯◯店としました。

※娘娘 中浦和店は閉店しましたが、その流れを汲む「キッチン 悠々」(さいたま市桜区)でもスタミナラーメンを提供しています。

※娘娘 大成店は閉店しました。

※漫々亭 大宮店は閉店しました。

元祖(矢島商事)直参の娘娘・漫々亭

味を受け継ぐ娘娘・漫々亭

もうひとつのスタミナ!「スタカレー」とは

スタミナラーメンのスタミナ餡をカレーのように白飯にかけたもので、スタミナカレーを略して、その名が付いたと言われてます。このメニューが編み出された切っ掛けは諸説ありますが、一例を上げると、スタミナラーメンの麺が無くなって売切れになった時に、お客からの要望でご飯にかけて出したのがはじまりという説があります。

ちなみに、旧漫々亭大宮駅前店や漫々亭指扇店の先代(故・福田氏)では、スタミナ餡とカレー粉を使ったカレーをダブルソース的にご飯にかけたものを、スタカレーとして出していました。この福田式スタカレーを食べた人は、スタミナとカレーでスタカレーなんだと思ってしまうこともあったようです。