国指定史跡「見沼通船堀 閘門開閉実演」が行われます

※「見沼通船堀閘門開閉実演」(10時~、13時~)は、雨天のため中止となりました。
さいたま市公式HPより)

毎年恒例の「見沼通船堀 閘門(こうもん)開閉実演」が8月26日(水)に行われます。

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見沼通船堀とは、さいたま市内にある2つの国指定史跡の一つに指定されています。
享保12年(1727年)、徳川吉宗の命により井沢弥惣兵衛為永(いざわやそべえためなが)が新田開発事業に着手し、見沼に代わる灌漑用水として見沼代用水路を開削されました。
そして代用水路上流地域と江戸との間に舟運を行うため、享保16年、東西2本の代用水路とその間を流れる芝川とを結ぶ運河を開削したことで、見沼通船堀の運行が開始しました。

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見沼通船堀の最大の特徴は、代用水路と芝川との3メートルもの水位差を、木製の関(閘門=こうもん)により水位を調節している点にあり、「閘門式運河」と呼ばれています。
かの有名なパナマ運河も、同じく閘門式を採用していますが、見沼通船堀はその180年余も前に開通しており、近世の土木技術や流通を考える上で貴重なものとされています。
※仕組みについて詳しくはこちら

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当日は、船を浮かべた状態で、実際の水位の高さが変わっていくのをご覧になることができます。
(実演では船は関を通過しません。)
江戸との産業交流を大いに発展させた、現代に伝わる貴重な文化財を是非ご覧ください。

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■日時
平成27年8月26日(水)10時〜、13時〜(約1時間30分)
※雨天・渇水時は中止(天候不良による実施可否は同日8時発表)

■場所
見沼通船堀東縁 一の関と二の関の間
(JR東浦和駅より徒歩約15分 駐車場無し)

■内容

  • 閘門開閉実演
  • 見沼通船舟歌(市指定無形民俗文化財)
  • 鈴木家住宅の特別公開(通常は土日のみ)

■問合せ
さいたまコールセンター:048-835-3156(8時〜21時:年中無休)
さいたま市文化財保護課:048-829-1723(8時30分〜17時45分:土日祝日は休み)

※浦和博物館では、8月22日(土)の10時〜・14時〜にて、閘門の模型を使った実験が行われます。
(電話:048-874-3960)


実演の途中で行われる「見沼通船堀舟歌」と歌に合わせた踊りもお楽しみください。

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