さいたま市の背中(178)『さいたま市の難読地名をあなたは読めるか』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

日本語の難しい所って、必ずしも学校で習った読み方では無いものがあることかと思います。人名はそのうちの一つ。そして土地の名前も何て読むか分からないという経験は多くの人にあるのではないでしょうか。当然さいたま市にも地元民でも「なんだっけ」となるような難解地名があります。今回は僕が独断と偏見で選んだ難解町名を紹介します!

<調査方法>
難解町名をリストアップするにあたり、郵便局の郵便番号検索を参照しました。

<分類方法>
さいたま市は浦和・大宮・与野・岩槻の旧4市が合併して誕生しました。ここでは旧4市をグループ化して、それぞれ1~3つをピックアップしてみました。判定基準は僕の独断と偏見です。

それでは行ってみましょう!

<旧浦和市(現南区・桜区・浦和区・緑区)>
・馬場
・玄蕃新田
・道祖土

<旧大宮市(現西区・北区・大宮区・見沼区)>
・水判土
・風渡野
・植田谷本村新田

<旧与野市(現中央区)>
・円阿弥

<旧岩槻市(現岩槻区)>
・増長

皆さんは幾つ分かりましたか?

それでは答え合わせだ!

<旧浦和市(現南区・桜区・浦和区・緑区)>
・馬場(ばんば)

人名では比較的ポピュラーなので「ばば」と読んでしまいそうだけど、さいたま市では「ばんば」。でも漢字変換で出て来たから案外ポピュラーなのか?個人的には「ばば」さんは会ったことがあっても、「ばんば」さんって会ったことはないけども。

・玄蕃新田(げんばしんでん)
「蕃」さえ読めれば答えは簡単なのだろうけど僕には読めなかった。電話で漢字を説明する際って何て伝えるのだろうか。「玄蕃」でググってみたら「玄蕃寮のこと―日本の律令制において治部省に属する機関である」。なんのこっちゃ。歴史好きならピンと来るのだろうか。(参考:Wikipedia-玄蕃寮

・道祖土(さいど)
これはどこに出しても恥ずかしくない難読地名かと思います。一文字目で「み」あるは「ど」と読んだ時点で間違いですからね。実は僕も旧浦和市民として漢字には見覚えはありますが、読み方を知ったのは今回が初めてでした。少し経ったら忘れてしまいそうだけど。こういう難読地名も市役所職員とかなら知っていて当然なのですかね。

<旧大宮市(現西区・北区・大宮区・見沼区)>
・水判土(みずはた)
個人的には上の「道祖土」と並ぶ難解地名。しかし読み出しは「みず」で決して裏切らない。その次は「はんど」と行ってしまいそうだけど「はた」と急に裏切るツンデレ振り。百歩譲って「は」は許せるが、どこに「た」の要素があるのだろうか?

・風渡野(ふっとの)
「水判土」ほどではないが、これはこれでなかなか厳しい。しかし必ずしも常識外れな読み方でもないのでナゾナゾが得意な人は勘で答えを出せるかも。

・植田谷本村新田(うえだやほんむらしんでん)
当初の選出基準は「長い」というだけでした。しかし区切り位置が不明確で、うっかり「谷本(たにもと)」とか「本村(もとむら)」とか読んでしまうという引っ掛けも。落ち着いて読めば大丈夫。電話で「ご住所は?」と聞かれて、「うえたやほんむらしんでんです」って言うのもなかなか大変かと思いますけども。なお調べたところ、区切り位置の正解は「植田谷本村、新田」だそうです。

<旧与野市(現中央区)>
・円阿弥(えんなみ)
旧与野市とこの後に続く旧岩槻市は区が一つしかないこともあり、元ネタに乏しく選出は一つだけです。僕は一時期、旧与野市に住んでいたので、「円阿弥」という漢字は路線バスの行先表示で、あとは良く行っていたイオンモール与野に隣接している町名ということで記憶にはありました。しかし実際に円阿弥に住んでいた訳ではなく、そこに行くような用事も無いので、正しい読み方を知ることまでは気持ちは向かず、ずっと「えんあや」と読んでいました。「円阿弥=えんなみ」という固有名詞として記憶をするしかないようです。

<旧岩槻市(現岩槻区)>
・増長(ましなが)
最後です。「ぞうちょう」という単語と同じですが、さいたま市では「ましなが」。北海道には「増毛(ましけ)」という、海産物や高倉健氏主演の映画『駅』のロケ地で有名な地名がありますが、その知識を応用すれば解けるかも。

以上です。

今回さいたま市の難読地名を探すにあたり、全ての町名を読み上げてみましたが、基本的には素直に読む地名が多かったです。これを通してさいたま市の全ての地名は読めるようになったと思うので非常に勉強になった次第です。日本各地には珍しい・難しい地名が数多くありますよね

みんなも地元の地名を読めるか改めて挑戦してみようぜ!

おしまい。

(参考リンク)
郵便番号検索