「第37回大宮薪能」の見どころ

伝統の「大宮薪能」が、5月25日(金)と26日(土)に武蔵一宮氷川神社境内(雨天の場合はさいたま市民会館おおみや大ホール)にて開催されます。

37回目を迎える今回の「大宮薪能」も、金春・観世・宝生流の3流派が一堂に会し、4つの能が演能されます。毎回人気の狂言は、1日目は大蔵流で「仏師(ぶっし)」、2日目は和泉流で「鐘の音(かねのね)」と、2流派にご出演いただくこととなり、これは第7回開催以来30年ぶりのことです。

「第7回大宮薪能」パンフレットデザイン

さて、今回の演目の中からひとつ見どころをご紹介します。
それは1日目(金曜日)の金春流「土蜘(つちぐも)」です。

能の中でも動きがあり派手な演出が特徴で、初心者でも楽しめますよ!上の写真のように、和紙で作られた蜘蛛の糸を投げる場面では、舞台が白い糸で覆われ、過去の大宮薪能では客席から思わず歓声が漏れたこともありました。

この蜘蛛の糸(ペーパーストリーマーというもの)は、さいたま市出身のミュージシャン、タケカワユキヒデさんが、ゴダイゴの曲「モンキーマジック」の演出で使用したことでも知られています。

また、今回、金春流「土蜘」のシテは若手能楽師の本田芳樹氏です。長年にわたり「大宮薪能」の普及・発展にご尽力いただいている本田光洋氏のご長男で、「大宮薪能」でのシテは初めてとなります。

※毎年3月に開催している「大宮薪能を楽しく観る講座」で講師をする本田芳樹氏

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